外遊びはどこですればいいの?子供の遊び場が奪われていく

外遊びはどこですればいいの?子供の遊び場が奪われていく

公園での様々な禁止事項表示

公園の今

お気づきでしょうか?最近の公園では利用ルールが厳しくなり禁止事項の立て看板表示が急増しています。ボールが他の利用者に当たってはいけないから「ボール遊び禁止」、ゴミが出てはいけないから「飲食禁止」。保育園新設に対する周辺住民による反対や苦情が報道で話題になっていますが、子どもの遊ぶ声を微笑ましく思えず煩がる人が増えているため、公園でも「大声禁止」。そして、遊具の遊び方にまで「これはOK」「これはダメ」と細かく指示表示があり、子供たちが自由に楽しく遊べる雰囲気ではありません。

公園での様々な禁止事項表示

公園での様々な禁止事項表示

喚き声とは。。。

喚き声とは。。。

最も多い”ボール遊び禁止”

最も多い”ボール遊び禁止”

元気に遊べません

元気に遊べません

また、既存の公園遊具は1970年代の第2次ベビーブームのころに設置されたものが多く、箱型ブランコや回転するジャングルジムなど動きのある遊具での事故の多発や老朽化のために、これらの多くが全国で撤去されています。撤去後は行政が積極的でないこともあり、新しい遊具の導入も検討されないことが多いようです。その背景には、1993年の都市公園法施工例の改正で、”児童公園“の名称がなくなり、リスクのある遊具をわざわざ導入する法的根拠がなくなったということがあるようです。

危険な遊具

公園のこれから

昨今の少子高齢化に伴い、公園は子供だけに限らず近隣に住む幅広い世代が利用できるように整備が進められています。お年寄りが老化防止のためにストレッチや筋力強化の運動をする「健康器具」の設置は全国で急増しています。しかし一方では、限られたスペースを異世代が共有することで生じる問題もあります。お年寄りや乳児・幼児連れの親御さんたちは、自分たちのすぐ近くで大きな子供たちがボール遊びなど激しく動き回って遊ぶことを危険だと感じたり煩いと感じたりすることもあるようです。

最近よく見かける光景です

最近よく見かける光景です

全国でますます増えつつある健康器具

全国でますます増えつつある健康器具

公園なのにのびのびと遊べない。静かに遊ばなければならない。公園の片隅で寡黙にゲームをする子供たちの姿は、本来子供たちの外遊びの場であるはずの公園が抱える現代の問題を象徴しているかのようです。

長い人生の中のほんの短い期間の子供時代。子供たちがのびのびと遊んで健全に育つことを温かい目で見守り、少々のわずらわしさやリスクにも柔軟に対応できる社会の余裕がなくなってきているのでしょうか。子供が遊んだりお年寄りが運動をしたりして様々な世代が集える場所。また、違世代同士が交流したり、憩うことができる場所…公園がそんな場所であったら、素晴らしいですね。

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