先月はベビー&キッズEXPOに引き続き、今回初開催の「教育施設リニューアル展」に行ってきました。会場は東京ビッグサイト、一般社団法人日本能率協会の主催です。2017年7月19日(水)から21日(金)の3日間、他の3つの構成展とともに「文教と公共の施設フェア」内での開催となりました。
会期2日目の朝、会場に到着すると、あたりは比較的静かで来場者はまばらでした。パスを手に入れて入場。場内で「教育施設リニューアル展」を探しました。
会場は東5ホール。
「文教と公共の施設フェア」内で、以下の3つの構成展との共同開催でした。
内容の性質上、どの展示もスケールが大きいわけでも派手で目立つようなわけでもありませんでした。出展者数は多くはなく、各ブースの出展内容がそれほど密に関連しあっている訳ではありませんでした。
この「教育施設リニューアル展」では以下を含む17の出展者がありました。
他に私たちの興味を引いたのは、免震装置メーカーの展示にあった起震車です。地震を擬似体験できる振動装置を搭載している車に乗って、東日本大震災の揺れを体験させてもらいました。その激震による音も凄まじいものでしたが、やはり揺れは激烈で立ち上がることも歩くこともできず、シミュレーションが終わってからもしばらく口が利けないほどでした。
被災地には遊具を設置するために何度も訪れて地元の方から震災のお話を伺ってきましたが、こんなレベルの揺れは、全く想像の範囲を超えていました。
初めて開催されたこの展示会ですが、昨今のスケールの大きな展示会や派手で人目を引く展示内容に慣れてしまっている目には、少々さみしく映りました。出展者の数と内容のバリエーションについても小規模なことが原因で、この展示会はエキサイティングな印象を受けませんでした。
そんなわけで、この「教育施設リニューアル展」はこの分野の多種多様な会社を見ることが目的ならば、あまりおすすめとは言えません。
私たちは参加しませんでしたが、下記3つのトピックを含むセミナーも連日開催されていました。
この展示会の総括的な感想として、展示会全体の来場者やターゲット層の動員の増加が課題になると感じました。子供たちの教育と地域社会にとって必要不可欠な教育施設という分野なので、展示会としての認知度を関係各所にもっと広め、よりボリューム豊かなものになっていったら良いと思いました。